ウイルス対策ソフトを買う必要があるか

社内SEの視点でウイルス対策ソフトが必要か考えてみる。

最近のWindowsはプリインストールされているWindows Defenderによりウイルス対策できるため、ウイルス対策機能についてはわざわざ購入する必要がない。じゃあどういうケースでウイルス対策ソフトを購入すべきかというと、管理機能が必要になるときだ。社内SEであれば多くの端末を管理することになるが、PCがウイルスに感染したらどうするか?利用者に報告してもらうしかない。感染したら派手なアラートが出て気づくだろうが、自動的に駆除してしまうのでPCの動作に支障がなければ報告してくれる人はいないだろう。そこで法人向けのウイルス対策ソフトが必要となる。有名どころではウイルスバスターのビジネスセキュリティコーポレートエディションだろうか。前者は中小企業向け、後者は大企業向けという棲み分けになっている。

クライアントにソフトをインストールして、感染を監視するところは同じだが、以下が異なる。

  • いつ誰が感染したかわかる → メールでアラートが届く(感染したPCが生きていればだが)。ウェブの管理画面でもチェックできる。
  • 遠隔操作でウイルス検索させることができる → 社内で感染PCが見つかったら、とにかく全端末チェックする。
  • 勝手にアンインストールできない → パスワードを入れないとアンインストールできない。
  • USBメモリの利用が制限できる → 管理者の許可制にできる。ActiveDirectoryでも似たようなことはできるけど、管理画面で設定すればいいので簡単。

結論としては社内で管理するPCが少ないのであればウイルス対策ソフトは買う必要はない。Windows Defenderで十分だ。しかし台数が増えてきたら(目安としたら30台前後)法人向けのウイルス対策ソフトの導入を検討し、ウイルスのリスクを全社的に管理する必要があるだろう。

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