家庭用と業務用の無線LANアクセスポイントの違いについて考える。
家庭用と業務用の違い
接続台数が増えたときに速度が落ちにくい点にある。
家庭用も業務用も電波としては同じ規格であることから、1台しか接続しない場合には速度的に違いはわからない。
このため社員数の少ない会社では業務用のアクセスポイントを提案するのはなかなか難しいのだが、接続台数が増えてくると家庭用の方は遅さが目立ちはじめるので、ユーザーから遅いと苦情が出てくるようであれば、業務用に入れ替えを検討してほしい。
快適に利用できる台数
目安として経験上でこのくらいであると考える。
家庭用:最大5台
業務用:最大20台
接続台数の制限は上記の台数に設定しておき、それを超えるような接続が発生するようであれば、無線LANアクセスポイントを増設していく。
同じフロアに2台目以降の無線LANアクセスポイントを増設する場合、電波のチャンネルは重ならないようにしてSSIDとキーを同じにしておけば勝手にローミングしてくれる。
また、ハイエンドの機器になると「コントローラ」という役割の機器があり、アクセスポイント間の切り替えを専用ハードウェアで行うものもある。
台数が少なければ家庭用でも問題ないものの、遅さを感じるようであれば、業務用を検討してほしい。