社内SEは楽なのか?

私は開発がメインの会社から社内SEに転身したのだが、どっちが楽かと聞かれたら、社内SEの方が楽だと答える。ただし会社によって業務内容に違いがありすぎるので、マッチしなければ全く楽ではないのかもしれない。

業務的に大きく異なるのは、開発が有るか無いかと思う。

開発のある社内SEは、自社のシステムの開発と運用しかやらない。私も大企業のシステム子会社で働いてまさにこれでした。基本的にはSIerと何も変わらないので、忙しいです。腰を据えて同じシステムをずっと手がけて行きたいなら魅力があるが、そうでないならあまりおすすめしません。大企業のカンバンを背負える喜びはありましたが、開発は私には向きませんでした。

開発の無い社内SEは、社内のITの全てを面倒見ることになります。開発が無い分、締め切りに追われる業務は少ないですが、作業量がハンパでは無いので大量のタスクをさばく能力が必要です。残念ながら雑用的なことが多いので、受け身だと技術的な向上は望めません。私は悪ノリして必要のないL3スイッチ買わせて部署ごとにVLAN分けたり、サーバーのリプレース時にESXi入れていろんなサーバを収容して仮想化したりと、最新技術を取り込んできました。どれも結果的には会社のために役立ったので、結果オーライです。あと、全社員を相手にするので、とにかく社内に敵を作らないのが重要です。いい人過ぎると仕事が減らないのですが、経験上どうにもならないです。

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