ITの見える化を行う

社内SEをしていたとき、定期的にレポートを作って報告すると、偉い人からは非常にウケが良い。IT部門は何をやってるところかわからない人が社内には多いので、良いことも悪いことも報告すればアピールになる。

報告のポイントはなんでも数字で定量的に表現すること。いわゆる見える化というやつだ。

私の場合は以下の項目を毎月報告していたので紹介する。

障害件数

社内システムがあれば、障害発生件数について、新規発生件数、対応中県素、残件数 を分けてカウントして報告する。

また、障害報告書を別途作成しているのであればその内容を、なければ障害内容と対策についても記載する。

社内SEに責任がある事故であればごめんなさい的な文章になることもあるが、サーバのリソース不足で遅延が発生した場合など、上層部に対して改善を要求する場にもなるので、障害をきっかけに社内SEの視点から様々な改善提案をしてほしい。

問い合わせ件数

誰からどんな問い合わせがあったか件数を集計する。

ジャンルで分けておくと分析がしやすい。例えばプリンタ、PC操作、社用スマホ、などだ。

問い合わせをする人間やジャンルの傾向がわかってくるので、あまりに件数が多ければ対策を打つ必要が出てくるだろう。

ITの支出

毎月どんな支出があったか、ジャンル(回線、クラウドサービス、消耗品等)に分けて集計する。

また、スポットで発生する開発費など、すでに請求書が届いていて金額がわかっているものはあらかじめ報告できると良い(特に金額が大きい場合)。

IT予算が決まっている会社であれば、あとどれくらい残っているか計算するといいだろう。

財務経理の部門ではないので、きっちりと管理する必要はなく、毎月どれくらい支出があるか、社内で共有することに意味がある。

また、社内SEの手柄でコスト削減できることがある場合、ここが絶好のアピールの場になる。回線や複合機の入れ替えなど、簡単にコスト削減できることはたくさんあるのでぜひ取り組んでほしい。

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