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L2スイッチとL3スイッチの違い

L2スイッチとL3スイッチの違いについて説明したいと思います。

L2スイッチ

いわゆるスイッチングハブのことです。LANポートが足りないときに使います。

これに加えて法人向け製品ではポートごとにネットワークを分割することができます。
具体的にはVLANというグループを作り、LANポートごとに割り当てます。VLANが割り当てられたポート群は1つのスイッチングハブとして動作させることができます。例えば16ポートのL2スイッチなら、VLANを3つ作り、4ポートのスイッチングハブが3つあるのと同じように動作させることができます。

ただ、中小企業でネットワークを分けるのはある程度の規模になってからです。具体的にはこんな時にネットワークを分けます。
・同じフロアに別会社がいて、セキュリティ的にお互いが通信できないようにしたい。
・IPアドレスが足りなくなったとき。部署や島ごとにネットワークを分けていきます。

L3スイッチ

L2スイッチでVLANでネットワークを分けたものの、VLAN間で通信することができません。これができるのがL3スイッチです。

例えばネットワークとVLANを下記のように設定した場合、L2スイッチだとVLAN1~VLAN3を作成することしかできません。L3スイッチではさらにVLAN間で通信することができます。

VLAN1  192.168.10.xxx 人事部用
VLAN2  192.168.20.xxx 営業部用
VLAN3  192.168.30.xxx サーバ用

また、営業部(VLAN2)から人事部(VLAN1)にはアクセスできないなど、ネットワーク間の通信のルールを設定できます。これを「ルーティング」といい、VLAN間のルールは「VLAN間ルーティング」といいます。ググればCisco製スイッチの設定方法を中心にわんさか情報が出てきます。

市販の製品と価格

安価なネットギアでもアマゾン価格でこのくらいです。

バッファローだとL2スイッチの一部モデルにおいてL3スイッチと同等のVLAN間ルーティングができます。「IPルーティング」と言っている部分がL3スイッチ相当機能です。こういう製品は各社多いので、L3スイッチを探すときはL2スイッチを探すとよいでしょう。

ポイント

・L3スイッチはL2スイッチの機能をすべて持ち、価格もL2スイッチより高額です。
・L2スイッチとスイッチングハブの違いはありません。メーカーに言い回しが違います。
・VLANはL2スイッチの必須機能ではないので、製品によって使えるかどうかまちまちです。VLAN対応のものは「マネージド」スイッチとか「スマート」スイッチという表記が多いです。
・業務用のルータ(YAMAHAやCiscoなどの製品)はL3スイッチと機能的にはほぼ同じです。ポート数が少なくて済むならL3スイッチの代わりに利用できます。
・家庭用のルータはインターネットに接続する機能しかありません。VLANにも対応しておらず、L2/L3スイッチとして利用することはできません。

※製品によってはL2でもL3の機能に一部対応していたり、L3でもインターネットに接続できたりするものもあります。

ネットワークの組み方

VLANを使う場合、VLAN間の通信をルータとL3スイッチのどちらでやらせるかがポイントとなります。

構築例
・LANポートが3つ以上ある業務用ルータ(YAMAHA RTX1210とかCisco 841MJなど)を利用していて、上記例のようにVLANを作成する場合、ルータがL3スイッチの代わりにとして利用できます。ルータのLANポートごとにネットワークを分け、ネットワーク間をルーティングさせればOKです。
・LANポートが1つしかない家庭用のルータをインターネット接続に利用していて、さらにVLANが必要がある場合は、L3スイッチを利用するしかありません。

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