L2スイッチとL3スイッチの違い

L2スイッチとL3スイッチの違いが分かりにくいのでまとめてみました。

目次

L2スイッチとは

MACアドレスでデータを振り分けてくれるネットワーク機器のことです。詳しくは次の記事を参照してみてください。

L3スイッチとは

IPアドレス単位でデータを振り分けてくれるネットワーク機器のことです。詳しくは次の記事を参照してみてください。

両者の違い

・L3スイッチはL2スイッチの機能をすべて持ち、価格もL2スイッチより高額です。
・L2スイッチとスイッチングハブの機能的な違いはありません。
・VLANはL2スイッチの必須機能ではありません。VLAN対応の製品は「マネージドスイッチ」とか「スマートスイッチ」という表記が多いです。メーカーによって言い回しが違うため、購入する際は気を付けましょう。
・ルータはL3スイッチと機能的にはほぼ同じですが、インターネット接続の機能が付いています。
・家庭用ルータはVLAN/L2スイッチ/L3スイッチの機能を省略して安価にしたものです。
・L2スイッチでもVLAN間ルーティングに対応した製品があります。

ネットワークの組み方

VLANを使う場合、VLAN間の通信をルータとL3スイッチのどちらでやらせるかがポイントとなります。

構築例
・LANポートが3つ以上ある業務用ルータ(YAMAHA RTX1210とかCisco 841MJなど)を利用していて、上記例のようにVLANを作成する場合、ルータがL3スイッチの代わりにとして利用できます。ルータのLANポートごとにネットワークを分け、ネットワーク間をルーティングさせればOKです。
・LANポートが1つしかない家庭用のルータをインターネット接続に利用していて、さらにVLANが必要がある場合は、L3スイッチを利用するしかありません。

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